一人こっくりさん
第十七章 消滅
部屋いっぱいに唸り声が聞こえた。
地の底から響いているような、人とは思えない声が。
これが……こっくりさんの声なのか……?
低い、低い、唸り声は、
響き、響き、……消えた。
パソコンがシャットダウンされた。
消え……た……のか?
そして、
「うっ!?!?」
一瞬、全身に痛みが走り膝をついた。
駿が心配そうに俺に近付く。
「う、ああ……っあ!!!」
なんだ、これは。
爪先から、足へ、腹へ、胸へ、首へ、頭へ、何かが溢れる。
「ああああああぁぁぁ!!!!」
悪い心が、俺の中へ……増幅する、増幅する。
止 ま ら な い 。
苦しい!!! 苦しい……!!
「っあああ!!!!」
何もかも憎い。
全て、全て、壊れてしまえ消えてしまえ!
「死ねぇぇぇぇええ!!」
俺は叫んだ。
もう何が何だか分からない。
ただ、怒りに任せて叫ぶ。
もう、止まらない。
憎い憎い憎い憎い憎い!!!!
この自分さえも……憎い!!
「うおおぉぉぉっっっ!!!!」
苦しい、苦しい。
死にそうだ。
いっそ殺してくれ――。
暗黒に染まった、俺の冷たい心。
あれ……?
地の底から響いているような、人とは思えない声が。
これが……こっくりさんの声なのか……?
低い、低い、唸り声は、
響き、響き、……消えた。
パソコンがシャットダウンされた。
消え……た……のか?
そして、
「うっ!?!?」
一瞬、全身に痛みが走り膝をついた。
駿が心配そうに俺に近付く。
「う、ああ……っあ!!!」
なんだ、これは。
爪先から、足へ、腹へ、胸へ、首へ、頭へ、何かが溢れる。
「ああああああぁぁぁ!!!!」
悪い心が、俺の中へ……増幅する、増幅する。
止 ま ら な い 。
苦しい!!! 苦しい……!!
「っあああ!!!!」
何もかも憎い。
全て、全て、壊れてしまえ消えてしまえ!
「死ねぇぇぇぇええ!!」
俺は叫んだ。
もう何が何だか分からない。
ただ、怒りに任せて叫ぶ。
もう、止まらない。
憎い憎い憎い憎い憎い!!!!
この自分さえも……憎い!!
「うおおぉぉぉっっっ!!!!」
苦しい、苦しい。
死にそうだ。
いっそ殺してくれ――。
暗黒に染まった、俺の冷たい心。
あれ……?