恋物語
「嘘じゃない!!嘘じゃないよっ!!好き!大好きっ!!!」

真奈美は黙り込む。

「大好きっっ!!!」

ガシャンッ

真奈美は百合の肩を掴み壁に押し倒した。

「そんなこと言うと食うよ」

「いいよ」

真奈美になら……

なにされても、いい…

真奈美は少し黙り、真剣な顔で言った。

「俺でいいの?」

ドキッとした。

いいの。いいの……。

私は真奈美が…

「大好きだから…」

真奈美は唇を、百合の唇に重ねた。

重ねるだけのキス。

だけど嬉しかった。

真奈美と百合は、長く、長く唇を重ねていた。

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