言葉の鏡
第一章

出会い

外ではセミがうるさく鳴いてる。
そして、太陽は照り付けてかなり暑い…

私、高校2年生の羽根山梨月波(はねやまなつは)は扇風機にあたりながらお母さんに話しかけた。

「なんでこんな暇だし、暑いの?あー。やることないだぁ?お母さん!」


新聞を読みながらお母さんは
「暇なら勉強しなさぃ。この時期、大学見学とか行くのもいいんじゃない。」
と答えた。

私は
「勉強なんか興味無いもん。けど、大学見学かぁ?」
と言いながら

〈大学見学かぁ…〉

と考えていると、お母さんが

「そうょ。N県内にも大学沢山あるんだから今から見に行くのも勉強になるし、大学生のキャンパスライフを見るなんて楽しいと思うわょ。」
と私に行く事を進めた。
私は暇だし行く事を決めたのだ。

そして、私はインターネットや新聞の広告欄を見ながら私は一つの記事に興味を持った。
『N大学今年もやります。オープンキャンパス!!福祉や情報を学びたい人は誰でも参加OK。お昼も付くよ。電話〇〇-***』
と書かれていた。

1人で参加することに抵抗があった私は双子の妹の祐都波(ゆずは)を誘い早速、オープンキャンパスの申し込みの電話をした。

その時、私はなぜか参加することがすごいウキウキし、ワクワクしてその日が楽しみで仕方なかった。

そして、この時はまだ…
オープンキャンパスの参加で最高で最低な出会いがある事を誰も知らない…

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