言葉の鏡
「だって、有名だょ。かわいい子が来たって。俺はナツちゃんから見たらどのくらいなの?」
私は何がなんだかわからなくなりながらも笑ながら

「タカトさんは中の下ですね。」
と答えた。

「まじかぁ。ショックだわぁ。じゃぁ、カイは?」
となゆさんと話してるカイさんに目をやりながら聞いた。

私はなんて答えていいのかわからず困っているとタイミングがいいのか悪いのかなゆさんが私の隣りに座りカイさんが正面に座った。


私は緊張しながらも平常心を保つ事が精一杯だった。
「ナツちゃん、今日は楽しかった?」
ゆなさんが笑顔で私に聞く。
「楽しかったですょ。勉強になりましたぁ。」
とぎこちない感じに答えた。

4人でくだらない世間話をして20分が立った頃…

タカトさんが呼ばれ、ゆなさんが呼ばれ、残ったのはカイさんと私だけになった。

私はすごい嬉しいくてドキドキしていた。

沢山話したいはずなのに言葉がでてこない…

沈黙の時間が少し流れ
口を開いたのはカイさんだった…
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