言葉の鏡
バスへ乗ったとたんに先輩達に
『今日入試頑張ってね。』

と声をかけられた。


学校へついても
同じように顔見知りの先輩とすれ違うたびに
『頑張ってね』と声を掛けられた。

いつもと違う事は…

カイサンは私に近付くこともしなかった。


入試が無事に終り学食に行きゆなさんが声を掛けてきた。

『ねぇ!入試どうだった?どんな先生だったの?』

私は
『なんか眼鏡かけた人とか変な先生でしたょ』
と答えた。
知らず知らずのうちに私の隣りにはいろんな先輩がいた。

しかし…やっぱしカイサンの姿は見えない…

探してもいなく私は
『カイサンは?』
とゆなさんに聞いた。
『カイねぇ。誰かカイどこにいるか知ってる?』
ゆなさんは回りの先輩たちにも聞いてくれた。
『カイ、バスくるまではいたんだけどね…どこいったんだか…』
ゆなさんは呆れながら言った。

時間は過ぎて…
帰る時間になった。

結局…
カイさんに逢えないまま帰るんだと思い
ゆなさんに
『バイバイ』
をいいバスへ向かいあるいた。
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