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１章：ＢＬＡＣＫ

ＡＭ　６：００
いつもの様に、
この耳障りな目覚まし時計に起こされる。

毎日こんな辛い思いをしなければいけないのなら、
いっその事、朝なんてこなければいい。
そう思うのに、
どんなに来ないで、と願っても、
朝はくる。

あたしは眠い目をこすりながら、
朝ご飯を食べずに、
重い足取りで、家を出た。

足取りと同じように、
重い、気持ちを抱えて。


学校までは、３０分弱。
ゆっくり歩いても、４０分で着く。
学校へ行っても、何一つ楽しい事なんてないから、
あたしはゆっくり歩く。



【桜木中学校】
それが、あたしの通う学校。
あたしの、大嫌いな場所。