愛し人〜aishibito〜
少し廊下を歩いて行くと
下に下りる階段付近に着いた。
久美子は立ち止まり
壁に背を向けながらスクールバッグから携帯電話を取り出して
授業中ずっとOFFにしてたのをONにして留守電やメールのチェックをしていたその時
カタカタっと何かが落ちる音がして久美子は下を見ると
携帯電話に付けていたストラップが落ちていたのだ。
それは雅也とデートした時に
買って貰った物だった。
ストラップが久美子の傍を離れて階段に落ちそうになったのを見て焦って手を伸ばすと
何とか落ちずに済んだ。
良かったと安心して立ち上がったその時、ドンっと何か
久美子に当たりバランスを崩す。
『!!』
咄嗟に階段の手摺りに捕まろうとしたが数センチ届かず
久美子はそのまま転げ落ちて
踊り場の壁に激突して開きっぱなしのスクールバッグの中身はバラバラに散らばってしまう。
この時から久美子の記憶はない。
下に下りる階段付近に着いた。
久美子は立ち止まり
壁に背を向けながらスクールバッグから携帯電話を取り出して
授業中ずっとOFFにしてたのをONにして留守電やメールのチェックをしていたその時
カタカタっと何かが落ちる音がして久美子は下を見ると
携帯電話に付けていたストラップが落ちていたのだ。
それは雅也とデートした時に
買って貰った物だった。
ストラップが久美子の傍を離れて階段に落ちそうになったのを見て焦って手を伸ばすと
何とか落ちずに済んだ。
良かったと安心して立ち上がったその時、ドンっと何か
久美子に当たりバランスを崩す。
『!!』
咄嗟に階段の手摺りに捕まろうとしたが数センチ届かず
久美子はそのまま転げ落ちて
踊り場の壁に激突して開きっぱなしのスクールバッグの中身はバラバラに散らばってしまう。
この時から久美子の記憶はない。