愛し人〜aishibito〜
唇から首筋に口付けされた状態で雅也の手が久美子の制服の
スカートの中に入り
太股に触れた時



『……んっっ……やぁっ…』



身体が反応して
どこからそんな声が…
久美子はさっき以上に
顔が真っ赤になって、身体が益々熱くなってきてしまった。



「………本当は俺に抱かれたいんだろ?」



耳元で低い雅也の声が
久美子の思考を変にさせてゆく。



『………や…だっ……』



「嫌がっては見えないけどな」



『やぁ…こんな明るい所、絶対にやだ…恥ずかしくて死んじゃう』



久美子がらしくない顔で言うと
雅也が頭を撫でながら言った。



「分かってる。これ以上しないから……キスだけでいっぱいいっぱいな久美子に何も出来ない」



『………しようとしたくせに……エロドクター』



「何だよそれ」



そして自宅まで車で送ってもらい久美子がお礼を言うと
雅也は帰り際にさらりと言う。



『ありがとう…またね』



「………本当に俺に抱かれたくなったらウチに来いよ」



『!!………じゃ…行かない』



「冗談だ。いつでも遊びに来い」



笑顔で言うと雅也は車を走らせて帰って行った。
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