愛し人〜aishibito〜
『何…?マシャ……?』



「少し黙れ」



『え………ん…っっ』



雅也に唇を塞がれた。
久し振りに触れ合って
一気に久美子の体に
何かが走ったかのように
熱くなってきた。



「倒れんのは早いぜ」



絡み合う熱い口付けをされながら雅也の手は久美子の腰から徐々に下に下がっていった。



『………あっ……』



「素直に言えよ。会いたかったって……じゃないと優しくしてやんない」



『やっ……あっ……ぁあっ』



「………このまま続けようか?」



『やだ…こんなとこじゃ』



「分かったよ。久美子…俺の家に行くから着替えてこい。」



『え…』



「両親居ないから外泊しても大丈夫だろ。俺がいなかったら一人ぼっちだったろ。今夜は一緒にいてやるよ。ずっと相手にしてやれなかったからな」



『………マシャ………』
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