愛し人〜aishibito〜
夕食もお風呂も済ませて
ソファに座り
二人でテレビを見ていると
今まで黙っていた
雅也が喋り出した。



「………久美子」



『何?』



「俺と会えない間何もないよな?浮気でもしてたりして」



『えっ何突然?してないよ。恭くんとは会ってな……んんっ……あっ』」



一瞬唇を塞ぐようにキスされた。



「何でアイツの名前が出てくるんだよ。俺は恭也とは言ってない」



『だって…』



久美子が何か言おうとした時
雅也はテレビの電源を切った。



「俺と一緒の時はアイツの事は言うな。言ったら…」



その時、軽くソファに押し倒されまた口付けされ、首筋に強く
口付けもされて
着ていた部屋着の上から
体を触られた。



『!!………やっ…』



「俺以外の名前は呼ばせない」



『ぁ……あっ…』



すぐ雅也の手を侵入させてしまうようなワンピースを着ていたため久美子の体は
どうにかなりそうな
快感に襲われた。



「分かった?」



『………っっん』



何も言わせないように
久美子の肌に触れる。
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