愛し人〜aishibito〜
「もしかして君が久美子ちゃん?」



『え…はい。そうです』



「俺、恭也の友達で同じクラスの浅井(アサイ)っていうんだ」



『恭くんの友達?』



「そう。で、恭也からの伝言。ここに来るの少し遅れるからこれでも飲んでてって」






ペットボトルの冷えたカルピスウォーターを手渡された。






『え』



「はい。君、カルピス好きかなって思って…お金はいいから恭也のオゴリみたいだよ」



『ありがとうございます』



「んじゃ俺は屋台に戻るから文化祭楽しんでね」
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