愛し人〜aishibito〜
10.久美子の嫉妬
大学入学まで
まだ春休みの午前中。
恭也は自室で鏡を見ながら
ブラシを使いながら
ヘアースタイルを整えていた。
そんな時
自宅の外線電話が鳴り出す。
五回コールした後
一階に居た母親の明美(アケミ)が
受話器を取ったようで静まる。
少し経った頃
明美が恭也の部屋をノックした。
「恭也、入ってもいい?」
「どーぞ」
恭也が返事をすると
ドアを開けて入って来た。
まだ春休みの午前中。
恭也は自室で鏡を見ながら
ブラシを使いながら
ヘアースタイルを整えていた。
そんな時
自宅の外線電話が鳴り出す。
五回コールした後
一階に居た母親の明美(アケミ)が
受話器を取ったようで静まる。
少し経った頃
明美が恭也の部屋をノックした。
「恭也、入ってもいい?」
「どーぞ」
恭也が返事をすると
ドアを開けて入って来た。