愛し人〜aishibito〜
『背高いからいればすぐ見つかるんだけどな………あっいきなり現れた!』



「ん?」



『!!』






カルテを見ながら雅也が
一人で現れて気付かれた瞬間
久美子は思わずクルっと回り
避けてしまった。






「おい、久美!」



『バレたか…』



「こんな所でどうした?」






雅也は久美子の顔を
じっと見てきた。
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