夕陽
ゆら ゆら
灯が揺れる
あたしの
体を灯が照らす
男たちに
何度も
何度も
汚された体は
土だらけで
真っ黒だ
1人
残された公園で
ボロボロの服を
何とか着て
暗い夜道を
歩いた
千花の顔が
頭から離れない
ただ
無表情で
冷たい目をしていた
そして
千花の左手の薬指には
真山からもらった
あのユビワが
光っていた
あたしが
千花を追いつめた
その罰が
当たったんだ
悲しいのに
涙が出てこない
真山
会いたい