イケメン王子様と今日から1つ屋根のした!?

危険な夏の夜

【saideさゆみ】

「ねーさゆ夏ってさなにが起きるかわかんないね。」

学校帰り、常連のカフェに寄った私と美里。
アイスコーヒーを飲みながらいきなりそんな事を言い出した。


なんか気持ちわるーい…笑っ



もーすぐ夏休み。
なんだかんだ新田絆と生活して1ヶ月がたつ…




「で?美里ニヤニヤしてキモイんだけど…」



「可愛くねぇ。」



「ちょっと、それ辞めてくんない?」



美里ったら新田絆が口癖のように私に言う『可愛くねぇ』を物真似しながら言うんだよね~



ちょっと似てるし…
ムカツク~



「さゆ、私さ斗真と付き合う事にする。」



「…っケホッケホッ…
はあ?」



「あれっいつもみたいに、へぇ~って冷たい反応じゃないんだ。」



そりゃ驚くでしょ!?
だってあんなにこうちゃんラブだった美里が…


今までにないタイプだし。


斗真には絶対落ちない~なんて言ってたくせに



「どーゆう風の吹きまわし?美里ちゃん。」



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