イケメン王子様と今日から1つ屋根のした!?
ここは体育館裏…。
なんでかなあ~人数増えてんですけど!!


「アンタブスの癖に、調子にのんじゃねえよ!何七海の彼氏奪ってんだよ!」


え…奪う?

「私奪ってなんか…
「ガタガタうるさいんですけど~アンタみたいなブス絆が本気なわけないのよ!勘違いしてんじゃないわよ~」



ドスっ…


「いたっっ…」


私は、ドスっと蹴りとばされ床に尻餅ついた。



「ねぇ、早く別れてよ!どーせ捨てられるだけだよ?」


てゅか強制なんだから仕方ないじゃない。
そもそも私だって好きじゃないっ



だけど…だけど…



「別れませんから!私。」


とっさに口走ってた。
何でだろ…。


なんとなく別れるなんて言いたくなかった。



「ねぇ…今いった事本気?」

「はい。」


「ふざけないで!!」


バシンっ!


メガネがふっとんで
同時に私の頬に痛みが走った。



目が見えないよっ


てゅか絶対顔に手形着いてるよね~



そんな事を思ってると


「七海~今はっきりみちゃったんだよね~さゆみに手あげてたよなあ?」


低い声…なのに安心する声…


声だけでわかっちゃうんなんて私変…



かすかにぼやけて見えた
新田絆だ。



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