幕末女剣士~新選組~
もう暦の上じゃ春だけど…
やっぱりまだ外は寒いな…
「ただいま」
「おかえり美穂」
「あれお父さん…早いね」
「!! あぁ今日は早くあがれたんだ」
「ふーん…」
なに驚いてんだろ?
「お母さんご飯は?」
「えっえぇ…ちょっと待って」
お母さんまで…
「ところで美穂、今日は遅かったな」
「うん…まぁ、部活出たから…」
「えっ?美穂は自主練しか
しないんじゃなかったの?」
「そうだったけど変わったの。」
「そっか!!」
「あ、一 明日の午後空けといて」
「もしかして稽古つけて
くれるのか!?」
「うん…だからー」
「わかった!!やったー」
単純ね本当に…
美穂は気づいてない。
この日の笑顔がとても晴れやか
だったことに。
そして彼女の運命が動き出したことに…