幕末女剣士~新選組~
「俺はたまたま出くわした
浪人達の斬り合いに巻き込まれ
ちゃってさ!そのまま」
「俺が死ぬ瞬間なのかな?
なんでか知らないけど美穂が
階段から落ちるのが見えて…」
「助けたいって強く思ったら
美穂が此方に来ちゃって……」
そっか…
宗吾はアタシを助けてくれたんだ。
「あ…りがと……」
やっと振り絞った声で
お礼を言うけど掠れてうまく
喋れない。
ショック大きかったからかな?
「礼なんて言うなよ。
俺はお前を巻き込んだ。」
アタシは凄い勢いで首を横にふる。
「違うよ。宗吾のお陰でアタシは
自分の道が少し見えたの」
「そっかよかった!!」
アタシはふと思ったことを
聞いててみた。