幕末女剣士~新選組~


「でもなんで成仏してないの?」

「いやさ、お前助けたときに
暫くの間、成仏すんなって
神様に言われた!!」

「えっ?!なんで!?」

「パワーの使いすぎだかなんとか
ってふざけたことぬかしてた。」

「なんじゃそれ……」

呆れるわ……。

「ってことはアタシのせいで
駄目なんでしょ?ごめん」

「謝んなって!ってゆーか
もうすぐ夜明けだな……
俺もう行かないと」

「えっ?行っちゃうの……?」

「あぁ…また会えるはずだ。
もう未来には帰れないから」

「……覚悟してた。」

「そっか、じゃあな……」

宗吾の姿が薄れてく。

それと変わるように鳥の

鳴き声が聞こえてきた。

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