幕末女剣士~新選組~


「落ち着けとりあえず-」

勢いよく立ち上がった平助は

足を滑らせて転倒。

「うわっ!!!」

「えっ!きゃあ!!!」

ドサッ

アタシの方に倒れてきたから

アタシは平助に押し倒される

ような形に…………。

「あっごめん!」

平助が上半身を起こした途端、

「おい平助!美穂知らね~……」

なんとも悪いタイミングで

土方さん登場…………。

土方さんは口を開けて

突っ立っていた。

「「「……………………」」」

もちろんそれはアタシ達もで…

「すっすまなかったな…」

ピシャッ

それだけ言うとバツが

悪そうな顔して出ていってしまった。

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