幕末女剣士~新選組~


「お美穂チャン…」

どのくらいたったか

突然沖田さんに話しかけられた。

「?なんです……?」

すると沖田さんはにっこり

微笑んで

「おめでとうございます」

と言った。

「……なにがです?」

「なにって…平助のことですよ」

「……///なんで……?」

なんで知ってるんだろ?

「そんなに幸せそうにしてたら
誰だって気づきますよ……」

「……/////」

アタシ今絶対に顔真っ赤だ……/

そんなに幸せそうに

してるかな……?

「ほんと…平助には…負けますね」

一人寂しそうにぽつりと

呟いた沖田の声は地面に落ち

誰にも気づかれなかった。

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