幕末女剣士~新選組~


その晩――――

「なんで島原……?」

宴会場所は外、男装しろよ。

そう土方さんに言われるまま

男装してついてきた。

「宴会といえば綺麗な
姉ちゃんだろ?」

いやいや左之さん………

アタシ女なんだけど……

思いっきり不服な顔をしてると

沖田さんに笑われた。

「まぁまぁいいじゃないですか」

「よくないです……」

「なぜです?」

「だって平助が他の女の人と
仲良くするところなんか……」

「そうゆうことですか」

「…それなら大丈夫ですよ」

「何を根拠に……」

「いいから行きますよ。」

そう言って沖田さんは

スタスタと歩いていってしまう。

「あっ待ってくださいよ~!!」

アタシも急いで皆を追いかけた。

< 131 / 156 >

この作品をシェア

pagetop