幕末女剣士~新選組~


「じゃあ美穂ちゃんって呼ぶわ
ウチの事も明里でええよ」

「そんなっ!!いくらなんでも
呼び捨ては……」

「そっかぁ…残念やけど……」

「じゃあ……明里さんって
呼んでいいですか?」

「あぁええよ」

「ありがとうございます!
それにしても……」

チラッと山南さんの方を見る。

「こんなにも綺麗な人が
恋仲なんて山南さんも
隅に置けないですね~~」

アタシの発言に山南さんは

耳まで真っ赤になっている。

「確かに明里は素敵な女性です//
私には勿体無いですよ」

山南さんの言葉に

今度は明里さんが赤くなる。

「しっかし本当にいい女だ…
山南さんなんか止めて俺に-」

ゴッ!

明里さんにさりげなく

肩をのせて口説き始めた

土方さんにゲンコツを一発。

「何をふざけてるんです!?
明里さん!駄目ですよ?
コレに引っ掛かっちゃ……」

頭をおさえてる土方さんを

指差して明里さんを土方さん

から離す。

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