幕末女剣士~新選組~

「えっあ~…はい……」

沖田さんの勢いに押され

なんだか変な返事になったし……

「本当に大丈夫ですか!?」

「だっ大丈夫です…はい」

「ならよかったです」

にっこり笑って沖田さんは

その場を去ろうとした。

「……あっ沖田さん!!」

平助何処にいるか聞かなきゃ!!

「なんですか?」

「平助何処にいるか知ってます?!」

「平助ですか?さっきまで道場に
いましたけど…もう部屋に
いるんじゃないですかね?」

「そうですか!ありがとうございます!」

沖田さんをお礼を言って

その場を後にした。






「まったく…本当に平助のことが
好きなんですね………」

沖田は寂しげに笑い

自室へと歩き出した。

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