幕末女剣士~新選組~
*沖田*

「ふふふ!おまけ頂いちゃいました!」

今日甘味屋へ行くと女将さんが

お団子をおまけしてくれた。

平助と食べようか…なんて

考えていると廊下にお美穂チャン

と伊東参謀が話しているのが見えた。

なにを話してるんでしょう……?

お美穂チャンあからさまに

顔がひきつっていますし…

ちょっと行ってみましょう。

「ーーーー?」

「ーーーーー」

近くに行くと明らかに

立ち去りたそうな顔のお美穂チャン。

ちょっと手助けしましょうか…

好きな女子のあんな顔は

見たくないですしね…

「あっお美穂チャン!」

「沖田さん……?」

少し驚いた表情の中に

安堵した表情が混ざっていた。

「お団子買ったんです。一緒に……」

お美穂チャンに問いかける途中で

伊東さんに声をかける。

「伊東さんもいたんですか~!
そうだお団子食べます?」

そう言って伊東さんに

お団子を見せた。

「いえ結構です…ではまた」

案の定伊東さんは

笑いながら…いえあれは笑顔じゃ

ないですね……

気味悪い笑顔で去っていった。

「お美穂チャン!大丈夫でしたか?!」

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