幕末女剣士~新選組~


「落ち着けって…」

「アンタたち新選組でしょ?
アタシは知ってんのよ!!
歴女って呼ばれてたのよ!
新選組のことはなんでも知ってる。」

何いってんだろアタシ…

でも止まらない。

「そんなのがいたら迷惑でしょ!?
早く斬り捨ててよ!!
此処じゃ生きていけな…ッン!?」

アタシのセリフは副長…つまり土方の

唇に塞がれた。

「ン!…ンン!…」

なにしてんのコイツ!!

でもすぐに唇は離れて

何も無かったように土方は聞いた。

「お前が未来から来た証拠は?」

「ハァ…ハァ…し、証拠?」

「あぁ…」

「証拠…アンタたち新選組は最初
壬生浪士組だったでしょ?」

「あぁ…」

「浪士組は近藤一派と芹沢一派に
別れていた。そして近藤一派は
幕府の命により芹沢一派を静粛…」

「それから長月の25日に新選組に」

「もういい!!わかった…」

「認めてもらえましたか…?」

「あぁ…」

すると手を縛っていた縄が

ほどかれ手は自由になった。

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