幕末女剣士~新選組~
其の参
*土方*
「はぁ…なんとことしてんだ俺は…」
俺は幹部を呼びに廊下を歩いていた。
美穂か………
俺にあそこまで強気な女は
そうそういねぇ…
だけどあの瞳…
強い言葉と裏腹に泣きそうだった。
あんな姿を見たら…
思わずやってしまった…
「あー…斎藤!幹部を広間に
集めてくれ。古株にだけでいい」
「承知しました。」
斎藤がいて助かった。
「さてと、俺も広間に行くか…」
美穂…アイツは一体…?
表情がよく変わる奴だな…
そんなことを考えながら
広間に向かった。