幕末女剣士~新選組~


「お初目お目にかかります!
北条美穂です。
本当にご迷惑おかけします!
私も少しでもお役に立てるよう
頑張りますので-」

「まぁそう堅っ苦しい挨拶は
やめてくれ!俺は原田左之助だ
よろしく!!」

「貴方が原田さん…」

「お?しってんのか!」

「左之さん…その子未来から
来たんですよ…」

「左之…お前は局長たちの話を
ちゃんと聞いてたのか?」

「いや、聞いてたけどよ~
なんか俺の名前が未来にも
残ってるなんて嬉しくてよ~」

「てゆーかお美穂ちゃんだっけ?
ちゃんとこっち向いてよ」

「で でも…」

アタシは恥ずかしさのあまり

目線を外してずっと畳の一点を

見つめていた。
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