幕末女剣士~新選組~
「ほら美穂…お前いつまで
そうしてんだ…」
…土方さん貴方自覚なし!?
アンタのせいだっつーの!!!
「早く面あげろ」
アタシは観念して顔をあげた。
「よろしくねお美穂チャン!
私は沖田総司です。」
「沖田さん…」
「はい。そして此方が斎藤一。」
「よろしく…」
沖田総司…一番組組長の天才剣客。
あの沖田総司と話してる…!!!
ん?斎藤さんって…
「あー!!アンタだったの!アタシに
刀を突きつけたのは!!」
「今気づいたのか…もう
気づいているかと思った。」
「気づくか!!!」
「では、何故(ナニユエ)あのような
目で見てきたのだ?」
「えっ?あれは逆光で見えなかった
んですから…」
「そうか…しかしすまなかった。」
「いや、大丈夫です。」
「ん?斎藤、平助はどうした?」