幕末女剣士~新選組~


「へぇ~未来から……」

藤堂さんに言われアタシは黙って

うなずく。

「それで、だ。近藤さんとも
話し合ったんだが……
コイツは新選組の隊士として
扱うことになった。」

土方さんの言葉に広間がざわつく。

「土方さん…本気ですか?」

さっきの話を聞いてなかった

沖田さんは皆よりも動揺している。

「あぁ本気だ。近藤さんも承知
している。」

「それならいいです。でも…
彼女 剣の心得は?」

「あ、それは大丈夫です。」

「ほかに意見があるやつは?」

「俺は副長の意見に従います。」

「まぁ土方さんが決めたなら
しょうがねぇだろ?」

「私も少し気は引けるけど
仕方ないからねぇ」

斎藤さん、しんぱっちゃん、井上さん

の言葉に続いて幹部の皆さん

全員が賛成した。
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