幕末女剣士~新選組~
「あぁ…左之の言う通りだな。
美穂もう帰りな。」
「しんぱっちゃん…。」
やっぱりこの二人は優しい。
まるでお兄ちゃん的な存在だよ。
「ありがとう左之さん、
しんぱっちゃん。アタシ部屋に戻るね」
「あぁ…そうしろ…な?」
しんぱっちゃんはアタシの頭を
優しく撫でるとにっこり微笑んだ。
ガラガラガラ--
「新八…道具が足りねぇ…
持ってきてくれ。」
土方さんが出てきた。
「ん?美穂…なにやってんだ
こんなところで……」
「あ、ごめんなさい今から
帰るんで…」
「そうか…」
それだけ言って土方さんは
また中に入っていった。