幕末女剣士~新選組~


「はぁ……………」

重いため息。

何回目だろ……

部屋に戻ったアタシは一人

考えていた。

「どうしたら皆を…平助を
助けられる……?」

どうしたら…………。

「はぁ……………」

「おい美穂、入るぞ」

「土方さん?…どうぞ」

スッ--

「どうしました?」

「いや…特に用はねぇんだ」

?????

「じゃあどうして……?」

「お前…最近難しい顔ばっか
してるけど…なんかあったのか?」

「えっ?いっいえ特に……」

「遠慮しねぇで言え」

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