幕末女剣士~新選組~
其の参
次の日の晩――――
アタシ達は討ち入りの準備を
進めていた。
「おい美穂。」
「あ、土方さん……」
「もう大丈夫か?」
「はい!ありがとうございました」
「そうか…あぁお前は池田屋
へ向かえ。」
「池田屋……ですか?」
「あぁ長州の会合は池田屋か
四国屋と睨んでいる。
おそらく四国屋が本命だろうがな。」
「それでアタシは池田屋ですか?」
「あぁ池田屋には近藤さんが
10名ほど、四国屋には俺が
24名ほど連れていく。」
「わかりました」