幕末女剣士~新選組~


「そうだ平助!!!」

アタシは近くにいた隊士の一人に

声をかけて中に乗り込んだ。

中は外以上に血の噎せかえる

臭いが立ち込めている。

「おりゃぁぁぁ!」

「っ!邪魔だ」

グサッ――――

心臓を一突き。

肉が絡まる感触がする。

心臓が止まってから刀を抜く。

「おい美穂!!」

「しんぱっちゃん!平助は?!」

「向こうの部屋だ!」

しんぱっちゃんに言われた

部屋へ走って向かう。

< 95 / 156 >

この作品をシェア

pagetop