幕末女剣士~新選組~
「平助!」
着いた部屋には血だらけで
倒れている平助の姿。
「み…ほ……?」
よかった息はある。
「そうだよアタシ!!頑張って
平助!」
とりあえず止血しなきゃ…
アタシは持っていたサラシを
裂いて止血を始める。
「だめ…止まんないよ!」
どうしよう…………。
「いたぞここだ!!」
後ろには長州の連中…
五人くらいはいる。
なにもこんなときに……!!
「邪魔…すんじゃねぇ」
「黙れ!おのれ同志の仇
死ねぇぇぇええええ!!!!」
「邪魔すんじゃねぇって……
言ってんだろ!!!!」
ザシュッ--
「ギャア――――」
一人目は腹から真っ二つに。
「ウギャァ――――!!」
二人目は心臓を。