私の小さな王子様
学校へ着くと目の前にエースが現れた。
「よっ。昨日は急に悪かったな。で、作ってくれたか?」
かなり期待している。
この人はかなりすみれに似ているんじゃないかなと
今更ながら思う。
「うん。ちゃんと持ってきましたよ。」
一応敬語を使うあたし。
どーでもいいけど色んな人がこっちをジロジロ見てる。
嫌だなと思っていると…
「ちょっとここだと目立つな…。わりぃ、昼休みに第二音楽室に来てくれねぇか?」
あたしの思いが通じたのかエースは人目を避けてくれるみたいだ。
「わかった。じゃあ…」
そう言ってあたしとすみれは校舎に入っていった。