~1年365日~

「てかさぁさっきから窓側のほうで

唯央ちゃんのこと見てるのって唯央ちゃんの彼氏?」


大地くんのほうから窓側のほうへと視線を変えると

私の視界に入ってきたのは私をにらんでいる龍哉だった。



「お前他の男となにイチャイチャしゃべっちゃってんの~?」


「はぁ?イチャイチャなんてしてませんから!!!」


龍哉から返事が返ってこなくなったかと思ったら

大地くんが重々しく口を開いた。


「そ・・・束縛ぅされてるの?」


「へ?束縛!?」


私そんなことされてる自覚症状とかないんだけど・・・。


もしかして私気づかない間に束縛されてたの?


「いや・・・あれは束縛じゃないから安心して!ただ

ヤキモチ焼いてるだけだから!!」


「あっそうなんだ。」


するとまた龍哉の叫び声。


「またイチャイチャしてる!悪いけど俺の女としゃべんないでくれる?」
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