~1年365日~

私は自分の席へと戻っていく龍哉のあとを

こっそりつけて耳元でささやいた。


「龍哉っ!ありがとね♪」


や・・・今の私キモかっかも・・・

最後の「♪」いらなかったかな?

声高すぎたかな?

引いたよね・・・・


「あのさぁ、お前朝っぱらからそんな

可愛い顔しないで・・・お願いだから。」


龍哉、顔真っ赤だ・・・。

私は想像もしていなかった龍哉の言葉に

驚きとドキドキが隠せない。

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