~1年365日~


みんな私のほうを見ているのではないかと

心配になりまわりを見渡すと

来侍がこっちを見ながら微笑んでいる。


私は苦笑いを返した。

絶対自己紹介のことで笑ってるんだ。

来侍も最低だな・・・

ここは普通

『大丈夫だって!気にするな~』

って優しく声かけるでしょ、、、


まっ!もう気にしてないからいいんだけどね~


「みんな自己紹介ありがとう。みんなの名前頑張って

覚えます。じゃぁこれでHRは終わり。」


先生の声と同時に龍哉は私の席へとニコニコしながら

やってきた。


「お前、まじで声でかすぎるから・・・。」


「言うのに必死だったんだもん!!」


「あははっお前ホント可愛いな♪」  


ドキッ


そんなこといきなり言われると心臓

破裂するよ・・・


「龍哉だってかっこいいよ。」


私は精一杯の力を振り絞って龍哉に伝えた。


「あ・・ありがと・・」

龍哉は恥ずかしかったのか自分の席へ

戻ってしまった。
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