..み ず た ま 唄..
 
 
 
 
 
 
 
「  水玉!急げ!  」 
 

 
 
 
昼休みの購買へ向かう二人。


青野 水玉 と 斉田 梨花 。 
 
 

 
 
どちらも高校2年生のA組。 
 
 
 
 
 
「  まっ、待って  」


「  コロッケパンなくなるじゃんかぁ  」 
 
 

 
  
 

 
 
 

 
  
梨花は私を置いてグングン走っていく


さすが現役陸上部。 
 
 
 

  
私は帰宅部の運動音痴 
 
 
 
 
 
「  梨花っ、早すぎだよ...っ  」 
 
 
 

  
息を切らしながら購買に向かっていた


その時 ゆっくりと時間が流れていく気がした
 
 
 
 
 
私の大好きな人・英田 弥生。


そう、すれ違ったのだ。 
 
 

  

私は足を止めて英田を見つめた


 
 
 
 
「  水玉、水玉!!  」 
 
 
 

  
「  ぅえ?!  」


「  ほら、二つゲットしたよ  」


 
 
 
 
梨花は自慢げにコロッケパンを見せ付けた 
 
 
 

  

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