..み ず た ま 唄..
 
 
 

 
  
心配性で 馬鹿な私は 
 
 
 

きっと恋愛に向いてないと思う 
 
 

 
 
 
「  英田ぁ!!!

   お前、テスト0点だぞ!!  」 
 
 
 

 
そんな会話に振り返った


そこには慌てる英田と、その友達。 
 
 
 

 
 
「  うわあ!見んな!!!  」


「  落ちてたしなあ  」 
 
 

  
 
じゃれ合う二人を見て 素直に思った


英田と両想いになりたいって。 
 
 
 

  
そう考えているとテストがヒラリと落ちてきた 
 
 

 
 
キャッチしてみると、英田のテスト


赤いペンで大きく0点と書かれている 
 
 
 
 
 
「  わあ!!!

   すいません!!!  」
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
英田が走ってきて 私の前に止まった


心臓が 鼓動が やばいほどにドキドキした 
 
 
 
 
 
「  あの..返してくれますか?  」


「  っああ、ごめん!  」


 
 
 
 
テストを渡す時 少しだけ指が触れた気がした


ほんの少しの時間 会話が嬉しすぎる 
 
 
 
 
 
「  え、っと..見なかったことにできますか?  」


「  っえ?  」


「  いや0点って...恥ずかしいんで  」 
 
 

 
  
普通に会話が出来てる


順調に出来てる 
 
 
 
 
「  うん、いいよ  」 
 
 

 
「  ありがとうございますっ  」 
 

 
 
  
英田はスキップをしながら友達のところに戻った


その瞬間さえ愛しくて 可愛くて 
 
 

  
英田を呼び戻して 抱き締めたくなった 
 
 
 
 
 

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