ヤクザと恋愛



「ごめんな。ちょっとタオル忘れたみたいで。」


自分はタオル巻いて来いって言ったくせに…。


「何か文句ある?」

不気味な笑顔で微笑みながら、陽くんが言った。


「全然!」

私達が2人で話していると…


「イヤー!亮くん、タオル返してよ~!」


私達の隣の温泉で麻美さんが河瀬さんにタオルを取られたらしい。


……………………。
麻美さんって、裸?


私は瞬間的に嫉妬をしてしまった。


「…陽くん…。」

「………どうした?」
陽くんも麻美さん達が気になるらしい。


イラッ!


「このタオルあげて!」

私は自分のタオルを取って、陽くんに渡した。










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