ヤクザと恋愛
「…ちょっ!お前何してんだよ!」
私の行動に陽くんは目を丸くして怒った。
「だって陽くん……」
「俺がどうしたんだよ!」
「…麻美さんの…こ…と見て…る。イッ…ヤァ…。」
私は恥ずかしさと嫉妬心で涙を流した。
私達の会話に2人は気づいてないらしい。
「…ごめん。大丈夫だから。」
「……うん。」
「タオル巻いて?頼む。」
「…イヤ。麻美さんのこと見るから。」
「見ないから。な?てか、出ようか?」
陽くんは私の耳元で囁いた。
「…分かった。」
そして私達は脱衣場へ向かった。
ガラガラッ。
「セイナ遅い。」