ヤクザと恋愛



「バカじゃないの?誰があんたなんか助けるか。」


叔母さんは私を鼻で笑った。


そして、私がもっとも傷つく言葉を言った。



「あんたは一生一人だよ。孤独で生きていきな!」




もう、諦めるしかないの?覚悟はしてた。

きっともう綺麗な私を陽くんに見せれない。

…でも、こんな時に陽くんとのさっきの楽しい気持ちを思いだす。


私に、お前は一人じゃない。俺が傍にいるって言ってくれた陽くんを……。




陽くんを想うと涙が出てきた。



「陽くん…。ごめんなさい。」



私は自然に謝った。






男の人達がカメラを私に向け、城田さんが私の体に触れようとする。


叔母さんは私を見て笑っていた。






私っていつまでも孤独なんだな。





「陽くん…。」









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