ヤクザと恋愛
まぁ、陽くん顔かっこいいし。
でも、イライラするなぁ。
私が陽くんを待っていると、
「君、一人?一緒に遊ぼうよ~。」
また男の人達に話しかけられた。
何でだろう?もっと可愛い子いるのに。
「ねぇ、聞いてる?」
「えっ…、あっ。ごめんなさい。何ですか?」
「胸のサイズいくつ?」
男の人達がニヤニヤ笑いながら聞いてきた。
「えっと。Cカ…キャッ!」
答えようとすると突然後ろから抱きしめられた。
「セイナ、この男の子達だれ?」
陽くんだった。
私の肩に顎をのせていた。
「うんっと。誰?」
私が男の人達に聞くとため息をついてどこかに行ってしまった。
「あっ…。質問に答えてない。」
「何の質問?」
陽くんが不思議そうに聞いてきた。
「胸のサイズいくつ?って。」
そう言うと陽くんの顔から微笑みが消えた。
「それに答えようとした?」
「うん。だって質問されたし。」
「……。セイナ、入るぞ。」
何で若干不機嫌なの?
遊園地に入ってすぐに近くにあった建物の裏に連れて行かれた。