ヤクザと恋愛
ドンッ!
「キャッ!…っ。」
陽くんは人から見えない場所に私を隠して建物の壁に私を押し付けた。
「陽くん…。どうしたの?」
「胸のサイズいくつなの?」
「えっ…?」
「胸のサイズ。」
「Cカップだよ。」
「へぇー。それをさっき教えようとしたんだ。」
「…何で怒ってるの?」
「分かんない?」
私が小さく頷くと…
「じゃあさ、俺が知らない女の人に携帯番号教えてたらどう?」
さっきの受け付けの人に教えたのかな。
私の心が少し傷んだ。
「受け付けの人に教えたの?」
「…ハァ?」
「私の胸が小さいから?」
「ちょっ、お前何言ってんの?」
「嫌だよ。何でもするから。陽くんと別れたくない。」
「セイナ、何の話しだよ。」
「受け付けの人に番号教えたんでしょ?私よりもスタイル良かったし。」
「勘違いしてる。俺は番号教えてないし、お前と別れるつもりはない。」
私は涙目になっていた。
「…本当に?」
「どこで勘違いしたんだよ。本当だ。」
「…うっ…陽くん~。」
私は陽くんに抱きついた。