俺とアイツの関係 ☆番外編☆
「なにも聞こえなくなったよ」
「健斗が手だしてるんじゃない?」
「ありえる」
――――ガチャ
「何してんの?」
ドアに耳をあてて、会話を聞いていたらしいギャラリーの皆さんに、微笑んだ。
悪趣味なコトをする奴らだな…
奈々の可愛い声を聞かせることにならなくてよかった。
奈々の全部、俺のモノになったんだから。
「何も聞いてねえよ!今来たし」
妙に慌てる元。
…怪しいけど、聞いてなかったってことにしとくか。