俺とアイツの関係 ☆番外編☆
「ごめんなさい…」
和輝の手元には健斗の壊れた腕時計
これは直せないかなあ…
「大丈夫ですよ、怒らないから。健斗もきちんと謝ったらゆるしてくれますよ」
ここに置いておく健斗も悪いですから。
「ううう~…」
泣きながら抱きついてきた和輝を抱きしめる。
「もう泣かない、泣かない」
暫く和輝の小さな背中を撫で続けた。
「…ピアノ弾く。」
まだ少し目は赤いけれど、涙を拭いて立ち上がった和輝