俺とアイツの関係 ☆番外編☆
奈々の前で膝をついて見上げる
奈々の手を握り、答えを促す
「奈々様?」
「百合とです…」
「それは、プライベートビーチですよね?」
プライベートビーチなら別に構わないけれども。
「いいえ」
ふるふると左右に首を振る奈々。
「それは…、執事としても、婚約者としても、恋人としても許せませんね」
「だって健斗あの日空いてないって…それにうちのも百合の家のビーチも空いてなかったんです、海外のも」
「別の日にしてください、私も一緒に行きますので」
奈々の水着姿を男どもに見せるなんぞ絶対嫌。