【短編】猫箱論理

☆☆☆☆☆




梓の家にやってきた。

しかし、俺の目に広がる光景は、何もなく



『売り地』



と言う看板が立っている空き地。

俺は笑ってしまった。

梓……どこにいっちゃったの?

消えろって言ってホントに消える馬鹿はお前くらいしかいないわ。

どうしよう。

もうこのまま自転車でどこかに行ってしまおうか。

梓がいないのに生きてる意味なんかない。



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